カロリー制限は、良いのか?

「やはり、アンチエイジングには、1日1食が良いのですか?」

という質問を受けました。

 

アンチエイジングには「腹七分目」が基本。

最近では1日1食主義を実践し、実際の年齢より20歳も若くみえる

医師の本がベストセラーになったりしていますし、カロリー制限で

量を10~40%カットする健康法「カロリス」を推奨する医師もいます。

 

美味しい食事が溢れているこの時代に「食べない生活」を続けるのは

食べることが大好きな私は、ストレスが溜まらないかな?

ホントに強い意志がなくては・・・と改めて思います。

 

カロリー制限は、2009年にウィスコンシン大学のアカゲザルの実験結果が

衝撃的だったことから始まったのだけれど、カロリー制限にも

「筋肉量の減少」「骨量の減少」「低体温」「ホルモンバランスの乱れ」

「免疫力の低下」などの副作用もあります。


カロリー制限による健康への効果は「環境」「食べ物」「遺伝子」に影響を受け

すべての人にいい結果が得られるとは言い切れないのですね。

 

実験用の動物を使った結果が、複雑な社会で生活する私たちにそのまま

適用できるかといえば、そこはなかなか難しいと思います。

 

腹七分目も大事、カロリー制限も大事ですが、それにこだわり過ぎずに

「何を食べるか」に意識を持っていったほうが良いかもしれません。

無理をしたダイエットは、長続きしませんから。

 

「体は食べたものでできている。」

 

 今日は、何を食べますか?